自動車・運転免許

【車購入|体験談】アメリカでの初めての新車購入をステップ形式で紹介

新車購入

アメリカで新車を購入しました。

今回の新車の購入で色々と学んだことがあるので、アメリカでの新車を購入する手順について、本記事でまとめて紹介していきますね。

アメリカで購入できる車の選定(製造メーカー・車種)

ディーラー

最初は、どのメーカー・何年式のどのモデルが欲しいかを決めるところからはじまります。

モデル選びは、気になるディーラーに行って試乗するのが一番だと思います。

ディーラーの対応はかなりディーラーによって違います。

試乗の際には当然ですが、運転免許証の提示が求められます。

新車と中古車の選択は一長一短ですが、私達は最初は中古車を購入しようとしていたものの、中古車の在庫が少なく、かつ価格がそんなに新車と変わらなかったので、それだったらと新車を購入することにしました。

アメリカで購入したいモデルの価格調査

自分で下調べをしておかないと、間違いなく定価(MSRP)に近い価格で購入することになります。

KBBやEdmunds.comなどのサイトで、購入したいモデルの相場価格を調べておくことを強くオススメします。

色々聞いて回ったところ、私が住んでいるカリフォルニア州のシリコンバレー界隈では、中古車はそんなに割引(引いても数100ドル)をしてくれないようです。

しかし、新車(リースを含む)はかなり割引をしてくれます。

ある程度の目標価格を調査しておくと、不当にボッタクられることを避けられると思います。

アメリカの複数のカーディーラーから販売価格の情報収集

アメリカ 車のディーラー

近所のディーラーに問い合わせて、欲しい車のモデルの価格を取り寄せます。

各ディーラーのWebサイトには、在庫として保有している車が列挙されているので、気に入ったモデルのものがあったら、Webサイトから問い合わせることができます。

大体、翌日には先方の担当者から返事がきて見積書が出てきます。

最初は、ほとんど割引をしてくれないのですが、割引をしてくれそうなディーラーがあるはずです。

ここぞと思うディラーがー出てきたら、ディーラーに行って直接交渉をすることになります。

KBBやEdmunds.comで調べた価格と近い価格になったところで、折り合いをつけて、ディーラーに行ってサインをすることになります。

インターネットをみていると、電子メールだけのやりとりで値引き交渉ができると書かれていましたが、個人的には実際に出向かないと特別価格を引き出すのは難しいのではと思います。

あるディーラーは1000ドルしか引いてくれなかったので、もっと引いてほしいとこちらのちょっと強気のターゲット価格を提示しましたが、まったく相手にしてもらえませんでした。

結局購入したのは、中古車を見に行ったディーラーで面識のあったディーラー。

新車で約6000ドルひいてもらいました。

6000ドルで折り合いをつけたのは、プロの車のバイヤーと話したときに、私達が欲しいモデルは6000ドルぐらいしかひけないと言われていたから。

ただ、本当に最安値に近かったのかはわかりません…

アメリカの銀行やディーラーの自動車ローンの利率調査

アメリカ 銀行

自動車ローンを組む場合は、事前に複数の銀行を訪問して、自動車ローンの利率を調べておくのがオススメです。

クレジットスコアによって、自動車ローンの利率はかなり違うので、実際に購入するモデルとディーラーがある程度きまったら、銀行や信託銀行(Credit Union)に行って、ローンの申込みをする形で自動車ローンの利率を確認します。

一般的に、自動車ローンは中古車と新車を購入する場合で異なり、一般的には新車のほうが利率が低いです。

またローンの期間によっても利率が異なり、ローン期間が短いほうが利率は低いです。

中古車だと、ディラーよりも地元の信託銀行(Credit Union)の方が利率がいいようでした。

全体的な傾向は、下記の傾向で利率が低くなっていました。

(利率高め) ディーラー >> メガバンク >> クレジットユニオン (利率低め)

特に、クレジットユニオンは、銀行口座を作ったら更に0.25%オフだったり、と様々なキャンペーンがあり、銀行によってサービス内容が違うので、いくつか聞いて見る価値アリです。

逆に新車だと、ディーラーの方が1%ぐらい利率が良い傾向にありました。

ケースバイケースだと思うので、必ず確認するようにしてくださいね。

(銀行でローンを借りる場合)アメリカ自動車ローンの審査

利率の幅はWebサイトでも表示されていますが、個人の収入やクレジットスコアによって異なるとのことで最終的な利率は、実際にクレジットスコアを審査してからという流れでした。

利率の審査には、住所などの基本的な個人情報の他に、SSN、年収、運転免許所番号などの情報を聞かれます。

銀行によっては、購入しようとしている車のモデル情報、Pay Stub(もしくはJob Offer Letter)、SSNのコピー、住所を証明するLeasing Contractのコピーの提出も求められました。

大体、24時間〜48時間で審査が完了し、審査後にメールでローンの利率(APR)とローン額、ローン期間の連絡をもらいました。

アメリカの自動車保険に加入

保険

カリフォルニア州だけかもしれませんが、カリフォルニア州では車を購入する際に、自動車保険に加入しておくことが必須です。

車を購入する際に、自動車保険会社に電話をして、購入予定の車の車種とVIN番号を伝えて、自動車保険に加入しておきます。

(ディラーでローンを借りる場合)ディーラーで自動車ローンへの申し込み

契約書へのサイン

私が購入を決めた日系車メーカーのディーラーでは、自動車ローンの申込みの際には、住所・誕生日の他に、SSN、自動車免許の番号、勤務先、過去5年間の住所、問い合わせ先となる友人の情報(2名)の記入が求められました。

もちろん、希望するローンの金額、ローンの期間も聞かれます。

さらに、添付書類として自動車免許・住所・収入証明書(Pay StubやJob Offer Letter)の提示も求められました。

15分ぐらい待つと自動車ローンの審査がおわり、最終的な利率(APR)を教えてくれます。

その後、Finance Managerと呼ばれる人のデスクに行き、自動車ローンの書類にサインをしていきます。

その際、メンテンナンスなどのオプションをつけるかときかれるので、その場合は総額とAPRが変わります。

私が購入したときは、キャンペーン中だったのか、コストコ会員は1000ドルの割引があるとのことで、メンテナンス料金を割引してもらうことができました。

基本的にはFinance Managerと話す前に、APR以外の価格を合意しているので変なことはされないと思いますが、念の為、余計な手数料などが加算されていないかを確認しながらサインをしていくことをオススメします。

ついに!新車の受け取り

車の受取

全てのサインが終わると、ディーラーは車の最終点検&クリーニングをしてくれます。

最後に簡単な車の説明を受けて、車の鍵を受け取って家に帰ります。

おつかれさまでした!

「アメリカでの新車購入ステップ」まとめ

車の購入はアメリカ人でも苦手な人が多いぐらい、かなりの人が精神的な苦痛を伴うプロセスです。

私たちも車の購入の過程で、ディーラーや他の人に色々文句を言われながら、かなり嫌な思いをしました。

なぜ、アメリカの車のディーラーやその関係者は、あんなに攻撃的なんでしょうか…

もし嫌味なことを言われても気にしないでくださいね!

とにかく納得のいく買い物ができるよう、聞きたいことはきくことを徹底しなければいけない気がします。

この記事が、少しでも皆さんのお役にたてればと思います!