現在、アメリカで車のリース契約の交渉中ということもあり、今回はベストディールを獲得したいと、車のリース契約について勉強しています。
本記事では、U.S. Newsの記事とSwapleaseの解説を参考に、車のリース契約で交渉できるものについてまとめました。
車のリース契約時に知っておきたい用語集と合わせてご覧ください。
カー・リース契約の要素と交渉相手
アメリカの車のリース契約には、リース契約を行う本人と、車のディーラー(トヨタとかホンダの車の販売店)以外にも、リースに伴うお金の貸出を行う金融機関が関連してきます。
それぞれの登場人物によって交渉できるものが違うので、下記にまとめました。
- ディラーと交渉するもの:Capitalized Cost
- 金融機関と交渉するもの:Money Factor、Residual Value
- 借り手が決めるもの:Lease Term、Mileage Allowance
つまり、Capitalized Cost(割引後の車の販売価格)はディラーに決定権があるので交渉できますが、金利にあたるMoney Factorは金融機関が決めるので、金融機関との交渉になります。
カー・リース契約で交渉可能な要素
Capitalized Cost
定価から割引を適用した後の車の購入価格。
交渉するためには、そのモデルに対する需要と市場価格を調べておく必要があります。
ディーラーにコンタクトして、まず交渉するのはCapitalized Costだと、どのWebサイトにも書いてありました。
Interest Rate(Money Factor)
普通の金利表示とは違って、0.00182のような少数点で表示されるので、金利が少ない気になりますが2400をかけて見慣れた金利の数値に直してください。
ちなみに、0.00182はAPR4.368%に該当します。
アメリカに住んでいると、各自クレジットスコアを 持っていると思います。
クレジットスコアが高いので金利を下げてほしいといった交渉を行うことができるかもしれません。
金利は、各金融機関がディーラーへのインセンティブ込で提供していることがほとんどです。
従って、ディーラーも自社に有利な金融機関を優先的に選んでいる可能性があります。
Residual Value
減価償却後の価格は、銀行や車の製造メーカーが決めるようです。
ここがあまり低い数字だと、月額の支払料金があがります。
数値は高いほうが良いです。通常は50〜57%とのことでした。
Mileage Cap and Charges
リース契約前に、実際に1年間でどれくらいの距離を走行するかを知っておく必要があります。
というのは、リース契約時に、1年間の最大走行マイルについても合意する必要があるためです。
もし、長距離を走行する予定であれば、リース契約時に、最大走行マイルと、走行マイルを超過した場合の追加料金を交渉しておく必要があります。
Lease Term
リースの契約期間も多くの場合、36ヶ月(3年)から72ヶ月(6年)まで設定することができます。
多くのディーラーは月額料金を低く見せるために、リースの契約期間を長くする場合があるようですが、結果的にはお金を多く払っていたということになりかねません。
私は、基本的には3年契約で契約しています。
Buyout Price
もし、リース後にリース車の買い取りを検討しているのであれば、リース契約前に買取価格を交渉しておく必要があります。
多くの場合は、リース契約後には、リース車の買取価格は交渉できないとのこと。
注意しておきましょう。