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アメリカ妊婦、つらすぎた!つわり体験談と対策を全公開

念願の妊婦になれたのですが、早速つわりがはじまってしまい、本当に心身ともにボロボロになってしまいました。本記事では、つわりのはじまりかたとその時期の過ごし方について紹介していきます。

つわりはいつはじまった?

私のつわりがはじまったかなと感じたのは5週目後半。スーパーに行くと、ちょっと気持ち悪いと感じる程度からはじまりました。でも、食べるものは普通に食べられるし、そこまでの辛さはありませんでした。

つわりが加速度的に悪化したのは6週に入ってから。6週後半には、これはつわりだと自覚できるほどに気持ちが悪くなり、スーパーに行って食品売り場を見ると気持ち悪くなるし、明らかにお腹が少しでも減ると気持ち悪くなるという食べづわりの症状が出ていました。今まではお菓子が大好きで毎日食べていたのですが、お菓子は一切食べなくなりました。ご飯も美味しいとは感じられず、味わうといよりは空腹を満たして吐き気を抑えるためだけに食べているご飯。まったく美味しくありません。また、何かを食べたいという気持ちもなくなり、グレー色の毎日を過ごすようになりました。

つわり緩和に試したものは?

Bonjesta:私にはある程度は効いたので、これがなかったらと思うと恐ろしいです。保険がないと恐ろしく高い薬なので、妊娠前に良い保険に入っておくことを強くおすすめします。Bonjestaを実際に飲んだ体験談はこちら

吐き気止めバンド:腕のツボをおしつづけることができるという吐き気どめバンド。アメリカのアマゾンでも高評価だったので、これは試してみようと思って購入。効果は…わかりません。お守りがわりにずっとつけていました。

鍼:週に1回通って、吐き気を止めたり、胃腸を整える部分に鍼をうってもらっていました。正直、どこまで効果があったかはわかりませんが、鍼をうってもらって30分ほど安静にしていると、すごく深い眠りに入れることがあり、それが気持ちよくて鍼に通っていました。保険が効くなら、鍼に通うのもありだと思います。基本的にはつわりに対して産婦人科は治療をしてもらえないので、鍼をうつことで、なにかをしているという安心感がありました。

漢方薬「小半夏」:鍼の先生に勧めてもらった、吐き気止め作用のある漢方薬。1回4錠、1日3回、空腹時に服用しました。こちら、Bonjestaほどの即効性はないので正直、どこまで効いたのかは不明。しかも、Bonjestaと同じ時期に飲んでいたので、効果の大きさもわかりませんでした。しかし、安心感を得たかったので、そういう意味では効果があったかも。2週間分で$28、1ヶ月飲み続けました。

つわりの救世主なるか、つわり薬

6週後半の診察で病院に行った際に、「つわりが…」と訴えたところ、「とっても安全でいい薬があるよ」と処方されたのが「Bonjesta」というアメリカで認可されているつわり薬。この薬、最初は非常に眠たくなるので困った薬だなと思ったのですが、数日飲むとこれなしではつわりを乗り切れないほどよく効きました。

それでも7週後半になると、さらにつわりがエスカレート。薬は効いているのですが、薬が切れてきたり、なにかタイミングが悪いと効きが悪くて、もう一錠を摂取しないといけないかなと思うぐらいまでひどくなってきました。寝る前にお腹がへると気持ち悪くて眠れなくなり、バナナを食べてから就寝していました。

Bonjestaのおかげで、午前中はかなり調子がよくなりましたが、午後〜夕方になると気分が悪くなってくる毎日。就寝前の1時間前にBonjestaを飲むと、ちょうど1時間後ぐらいに猛烈な眠気が襲ってくるので、毎日20時か21時頃に飲むようにしていました。

結局、Bonjestaは14週まで、夜寝る前に1錠摂取をし続けました。つわりが軽くなってきたかなと14週に感じ始めたので、そのタイミングでBonjestaの60錠目を飲みきってBonjestaを卒業しました。

アメリカのつわり薬「Bonjesta」を飲んだ感想記事はこちら

つわり期間中に食べていたものは?

つわり期間中は偏食になると聞きますが、私の場合は特定の物が食べたくなる現象はなくて、空腹を満たすために、なにか食べるという生活を送っていました。ただし、明らかに大好きだったクッキーなどのお菓子、お肉が食べたくなくなり、ある意味健康的な食生活になりました。水も飲めなくなってしまいました。

バナナ:吐き気に効くビタミンB6が多く含まれるとどこかで読み、バナナを毎日2−3本食べていました。しかし、初期に食べすぎてしまい、途中から食べられなくなりました。バナナを食べていた期間は、便通もよくなりよかったですが、食べ過ぎはダメでした。

キウイ:友達に教えてもらったのがキウイフルーツ。ビタミンが豊富で、適度な甘みと酸味があり、食べるとスッキリするので、つわりの後半は1日2〜3個ベースでキウイフルーツを食べていました。

パン:ご飯は食べたくない気がして、味のないフランスパンや、フルーツやナッツが入ったコストコのパンを好んで食べていました。たまに、カップスープと一緒に食べていました。

ヨーグルト:起きるとすぐに何か食べないといけなかったので、ヨーグルトに「はちみつ」をかけて食べていました。

つわりはいつ終わった?

11週頃から、少し軽くなってきたのか、味が濃いものも食べられるようになってきました。しかし、今度は吐きづわりに変わってきました。今までは食べてさえいれば、吐き気は抑えられたのですが、今度は冷蔵庫や洗い物、歯磨きをしている途中など、よくわからないタイミングで吐き気が襲ってきます。この頃から、調子が良い朝以外は、キッチンには近寄らず、冷蔵庫は開けないようにしていました。冷蔵庫からなにか取りたい場合は、全て夫に頼み、冷蔵庫から離れた生活を送っていました。

13週、つわりが終わり始める頃らしいのですが、相変わらずの吐きづわり。少し前から、寝ているときの異常な空腹感はなくなりましたが、ふとしたタイミングで吐き気が襲ってきます。夕方〜夜は特に調子が悪く、起きていてもなんとなく気持ち悪くて辛いので夜7時〜9時にはベッドに入る生活。生きている楽しみを味わうことができない、辛い毎日です。いつ、つわりが終わってくれるのかと毎日祈るように暮らしています。

14週になると、なんとなく夜のぐったりした感じがなくなってきたと感じ始めました。急につわりが軽くなったり、なくなることはなく、徐々になくなってきた感じを受けました。しかし、相変わらず、油断すると嘔吐してしまうのですが、その回数もかなり減ってきて、特に午後から夕方にかけて、身体が軽くなった感覚がありました。これは、つわりの終わりが見えてきたのではと希望を感じたタイミングでした。しかし、この頃から、鼻炎が気になりだしました。一難去ってまた一難、妊婦はいつになったら普通の生活が送れる日が来るのでしょうか…。

15週になると、かなり身体が軽くなり、嘔吐がなくなりました。深くうがいをしてえづくことがあっても、実際に嘔吐物が出てくることはなくなりました。あれだけ嫌だった冷蔵庫も、開けて中を覗くことができるようになりました。料理もできるようになりました。つわり中の異常な空腹感はなくなり、少しぐらいの空腹は我慢できるようになりました。しかし、数週間前から気になりだした鼻炎がひどい…。実際には、つわりがはじまったころから症状があったのですが、つわりのほうがひどくてあまり気になりませんでした。鼻水がたれてくることはないのですが、喉の奥にたれる後鼻漏のような現象があり、喉が気持ち悪いです。毎日、何回もうがいをしていますが改善されず。鼻うがいもダメ。蒸気をあてると少しだけ改善。味覚が半分くらいなくなり、違う意味で気持ちが悪い毎日です。

さいごに

私のつわりは、5週〜15週の10週間でした。2.5ヶ月、とにかく長く感じました。この期間は、休日もずっと家にいて寝たきり生活。ほとんど外にはでかけませんでした。髪も伸びたい放題。人間らしい生活は送っていません。毎日、フルーツやパンを食べて過ごしましたが、食欲もないし、美味しさも感じないしで、食に対する喜びを全く感じられない毎日でした。

私は、つわり期間中は在宅勤務が許されたのでよかったのですが、通勤がある妊婦さんは本当に大変だと思います。つわりがもっと世の中につらいものだと認められて、妊婦さんがつわり期間中はもっとサポートを受けられる世の中になるべきだと、本当に心の底から思いました。