就職・転職

【海外就職】アメリカでの就職・転職ステップ

アメリカで転職活動を行い、新しい会社に入社しました。

本記事では、これからアメリカで転職・就職活動をする方向けに、職探しのステップについて紹介していきます。

ステップ1:LinkedInなどの転職サイトか会社の求人サイトで、興味がある仕事に応募する

LinkedInや、応募先企業の求人ページで、直接応募します。

その際に必要なのは、英語の履歴書とカバーレター。

カバーレターは書くべきなのかという議論があるほど、アメリカでも賛否両論ですが、私は書きませんでした。

もし応募している職種の経験がない場合は、なにか特別な考慮をしてほしい場合には、カバーレターを書いたほうがいいと思います。

しかし、企業によってはカバーレターは見ないと言っている企業も多いのが実情です。

特にアメリカの人気企業は、ひとつのポジションに数百人が応募してくると言われるので、普通に応募しただけでは、HR(人事)の目にとまらないという欠点があります。

その場合に、必要となるのがコネ!良い言い方をすると人脈です。

アメリカはコネ社会なので、もし応募先の企業に知り合いがいたら、その友人からHRに一声かけてもらうのがかなり有効です。

普通は、友人を紹介すると紹介料が入ってくるので、友人も嫌な顔はしないはずですよ!

これで、履歴書の山の一番上にあなたの履歴書がおいてもらえるはずです。

ステップ2:HR(人事)との電話面接

まずはHRとの電話での面談があり、この候補者を実際に面接を進めていいかどうかの簡単なフィルタリングが行われます。

あまり堅苦しい感じではなく、カジュアルな感じで、なぜ前職を辞めたいのか、なぜ応募したのか、ビザのステータスなどが聞かれます。

時間にして15分〜30分くらいだと思います。

HRとの面談では、Hiring Managerがどんなスキルの候補者を求めているかを聞き出す情報収集の場として最適なので、ぜひ積極的に質問して情報収集を行っていくことをおすすめします。

ステップ3:上司やチームメートとの面接

Hiring Managerやチームメイト、幹部との電話面談誰と面談するかは会社によるとので一概には言えませんが、多いところだと5次〜6次まであるところもありますし、2次ぐらいで決めてもらえるところもあります。

最初は電話面接ですが、選考が進むにつれてオンサイトでの面接になる傾向にあるようです。

ステップ4:給与など待遇面の交渉

最終面接に合格すると、次にHRと給与など待遇面での交渉をはじめます。

普通は、先方から給料はいくら欲しいかといったことを聞かれるので、事前に準備しておく必要があります。

また、ここでは、入社時のボーナス、ベースのサラリー、タイトル、休みの日数、ストックオプションなどを交渉できるので、しっかり主張することをおすすめします。

なお、交渉の戦術としてあまり最初からXX円と伝えてしまうと、実は先方がもっと出してくれるはずだったのに給料がかなり安くなってしまったということが起こり得るので、最初に数字は伝えないのがコツです。

入社してからの給与交渉はかなり大変ですし、あまり上げてくれることはないので、ここでしっかり交渉しておきましょう!

給与面での交渉に役立つのは、こちらの本「Five Minutes to a Higher Salary: Over 60 Brilliant Salary Negotiation Scripts for Getting More」 がオススメです。

ステップ5:バックグラウンドチェック

多くの会社でバックグラウンドチェックが行われます。

その際、前の会社の上司や同僚の連絡先(実際に連絡して、働き具合はどうだったかといったことが問われる)やソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)を会社側に提供します。

要はその人に犯罪歴がないかとか、社員として雇用したときにしっかり働いてくれる人かを確認するために行われるようです。

ステップ6:雇用契約書へのサイン

やっと雇用契約書へのサインです。

最近では、デジタル署名ですませるところも多いですが、契約書にサインしてPDFで返送してくださいという会社もあります。

面倒くさいですが、契約書の内容はよく読んでおくことをおすすめします。

退職時に競合の会社へは移ることができないといったことも書かれています。

アメリカでの就職・転職にかかる時間

私は、3ヶ月ぐらいかかりました。

面接の時間調整にも時間がかかりますし、面接が終わった後も、諸条件の交渉で何かと時間がかかります。

意外に時間がかかるので、転職しようと思う半年くらい前から動いていたほうがいいかなと思います。