イギリスに2年間の海外留学を(うち4ヶ月はアメリカに交換留学)していました「りんりん」です。
TOEFLやGREのテストがおわり、晴れて志望校に合格した!と喜ぶも束の間。
その後は、出国まで色々な事務作業が待っています。
そのうちの1つが海外留学用の保険。
海外留学保険って必要なのというところから、海外留学保険の選び方まで、経験をもとに紹介していきます。
海外留学保険の必要性は?
結論から言うと、海外留学保険には入ることを強くおすすめします。
私は体が強いほうで、日本ではほとんど大きな病気をしたことがありません。
しかし、それでもやっぱり留学先で病気になってしまいました。
そんなときに、頼りになったのは海外留学保険。
英語もまともに話せない英語スキルのときに、しかも病気で頭がボーっとしているときに英語を話すのは大変です。
そんなときに、留学保険があれば、費用負担だけでなく、病院探し・予約・通訳までやってくれます。
私は留学保険に助けられたので、留学保険を強くおすすめします。
大学側が保険への加入を義務付けている場合あり
留学先の大学によっては、海外留学保険への加入を義務付けている学校があります。
例えば、私の留学先の学校は下記の条件が設けられていました。
こんな場合には、海外留学保険に入らなければいけません。
Provide continuous coverage for the entire academic year
Provide at least $500,000 lifetime aggregate coverage (no per incident maximums).
Cover preventive care services at 100%.
No major exclusions – must include pharmacy coverage, mental health coverage that meets coinsurance requirements, and maternity coverage (female students).
Have an annual combined deductible and out-of-pocket expense of $10,000 or less.
Provide a minimum of 70% coverage paid by the insurance plan to providers in the Los Angeles area. Emergency/urgent care only is not accepted for waiver.
留学先の大学から推奨された保険か、日本の保険会社が提供している保険に加入することになります。
留学先の大学から推奨される保険だと、契約は簡単ですが、実際に病気になったときは、サポートがあまりしてもらえないかもしれないですね。
逆に日本の保険会社の保険だと、価格は高めだけれども、サポートをしっかりしてもらえると思います。
私は、日本の保険会社の留学保険を契約しました。
保険加入が義務じゃなくても、加入しておくと安心
もし、大学からの条件の指定がない場合でも、私は個人的には保険に入ったほうがいいかなと思います。
海外留学中は、自分でも気づかない間に、自分の心や体に負担がかかっていることも多く、急に熱がでたり、病気になることがあります。
私も、何回かありました。
そんな時に、保険がないから病気にもかかれないというのでは、自分自身も不安になりますし、学校の勉強も遅れてしまいます。
さらに、海外での医療費、特にアメリカは、日本とは比べ物にならないほど高いです。
実体験でいうと、胃が痛くて緊急病院にかかったら20万円かかりました。
私は、強く海外留学の医療保険に加入しておくことをおすすめします。
健康で留学生活をおくることができたら、もとがとれないかもしれません。
でも、20万とか100万円の支払い請求がくるのはもっと困りますから…。
海外留学保険の費用は?
プランや期間にもよりますが、私は1年間で約15万円(正確には14万1500円)の保険代金を払いました。
歯科保険をつけたので、少し高めかもしれません。
歯科保険をつけなければ、1年間の契約期間で10万円ぐらいから保険があると思います。
クレジットカード付帯の旅行保険は留学に使える?
賢い皆さんは、クレジットカードの海外旅行保険を使えるのでは?と気づくかもしれませんね。
ただし、私はクレジットカード付帯の海外旅行保険で代用するのはオススメしません。
クレジットカード付帯の旅行保険は3ヶ月だけ。
海外留学保険は、日本国内からでないと契約できないという条件があるはずです。
最初の3ヶ月はクレジットカードの海外旅行保険で代用して、その後留学保険に加入すれば、保険費用を節約することを考えるかもしれませんが、日本に帰国する予定がない限り、難しいです。
留学先のクラスがはじまると忙しいので、日本への帰国の飛行機代や時間などを考えると、最初から海外留学保険に入っておいたほうがいいと思いますよ。
休暇中などに旅行に出ることもあると思います。
その時の支払いや、空港ラウンジを使えるようにしておくために、クレジットカードを契約しておくことをオススメします。
オススメは、楽天プレミアムカード。
海外では空港ラウンジが充実しているので、海外留学の方にはイチオシのクレジットカードです。
オススメの海外留学保険の会社は?
AIG損保(旧AIU保険)がオススメです。
私はAIU保険時代にお世話になりましたが、大変丁寧でよかったです。
保険の選び方から、再契約、そして病気になったときの病院の予約、払い戻しの手続きまで、すべてにおいて丁寧に対応してもらったので、良い思い出しかありません。
海外留学保険、プランの選び方は?
多くの学校で、学校から条件が課されている場合がほとんどだと思いますので、その条件を満たす保険を選ぶことが必要です。
また、ロータリー財団からの奨学金などを貰う場合も、指定の条件があるので、その条件にも満たす保険を選ぶ必要があります。
私は、いくつかの海外留学保険の会社に問い合わせて、XXの条件を満たす保険の商品を探しているので、その条件に合うものを教えて下さいというやり方で、保険を探しました。
保険会社の方も、メールで迅速に返信をしてくださいますし、私は1週間で海外留学の保険を申し込みしました。
海外留学保険で歯科治療はカバーしたほうがいい?
正直、ここは判断が難しい。
私は、歯科治療をカバーするものを選びました。
海外での歯科治療は高額になることが多いので、もし何かあった場合にすべて自腹で払うのはリスクが高いと考えたからです。
私は何度か海外で暮らしていますが、日本出国前に歯科治療を終えた&1年間だけの短期滞在であっても、下記のようなことが起こりました。
- 親知らずの抜歯
- 詰め物が取れる
例えばアメリカで自費治療の場合、内容にもよりますが、軽く300−500ドルになります。
そこに抜歯などが加われば、1000ドルはいくでしょうね…。
日本とは桁が違います。
人によっては、歯科治療は日本へ治療のために帰国する人もいるぐらいです。
ただ、留学中であれば、出席は厳しくチェックされるはずなので、そう簡単に帰国できません。
万全にしていても、何かが起きるのが海外留学。
正直、歯科治療もカバーされていたほうが無難だと思います。
海外留学が1年以上の場合の契約は?
私の留学期間は約2年だったこともあり、まずは留学出発前に1年間契約しました。
契約期間がきれる前に再契約を行いました。
留学保険の更新時の流れは下記の通り。
- 延長希望期間のご連絡、タイプ・期間を保険会社に伝える。
- 更新手続書類を保険会社より日本の自宅に送付してもらう。
- 日本の家族が書類の記入・返送と延長保険料の振り込みをしてもらう。
- 書類と保険料が揃ったら手続き開始。保険会社が、新しい契約証を発行し、日本の自宅に送付する。
- 家族に留学先まで新しい契約証を送ってもらう。
ここで注意しておきたいのは、契約期間が切れる前に、再契約の手続きをすませることです。
保険会社からは下記のように案内されました。
一旦保険が切れてしまうと、一度日本に帰ってきて次の出発日から新規で加入するしか方法はございません。
ちなみに、私はギリギリでした。ご注意くださいね。