勤務先を変わったとき、前職で積み立てていた401kをどうしていますか?
私は、よくわからなかったので、かれこれ1年ほど放置していました。
ただし、401kで投資先の中身をよく確認してみたら、意外と手数料が高いものに投資していることがわかりました…。
現職の401kの方が手数料が全体的に安かったので、これを機に、前職の401kを現職の401kにロールオーバーすることにしました。
本記事では、前職の401kを現職の401k口座(別金融機関)にロールオーバーする方法について紹介しています。
前の職場で積立した401kをロールオーバーする方法
1. 現職の担当者に前職の401kをロールオーバーできるかを確認
私の場合は、現職の会社はロールオーバーしてもOKということでしたが、会社によってはNGな場所もあるとのこと。
問い合わせ先は会社ごとに異なるとは思いますが、HR系の部署の方に問い合わせをすればいいと思います。
2.前職の401kを運用する証券会社に連絡、口座情報を確認
私は前職の401kを運用していた会社はメリルリンチでしたが、下記の情報がWebサイトには見当たらなかった為、電話をして問い合わせしました。
- 投資先の種類は401kなのか?
- Pre-taxの資金は含まれているのか?
- After-taxの資金が含まれているのか?
- Roth IRAが含まれているのか?
3.現職の401kを運用する証券会社に連絡、ロールオーバーしたい旨を連絡
現職の401kを運用する証券会社のWebサイトにアクセスし、前職の401kアカウントの情報(主に、2番のステップで問い合わせをした内容)を入力します。
すると、現在のアカウントの残額を小切手として送付するようにメッセージが出たので、次のステップとして4番「前職の401kを運用する証券会社に連絡し、残額のチェックの自宅へ送付依頼」を行いました。
4.前職の401kを運用する証券会社に連絡、小切手を自宅に送付
前職の証券会社に連絡し、ロールオーバーしたい旨を伝えます。
Webサイトからは手続きができなかったので、電話をしました。
電話をして、他の証券会社にロールオーバーしたい旨を伝えると、新しい証券会社の証券会社名や小切手の送付先などを聞かれました。
本当は、ロールオーバー先の金融機関に直接小切手を送ってもらいたかったのですが、自宅にしか送れないと言われたので、自宅に送ってもらうことにしました。
その際、急いでいるのであれば有料でチェックを送付することができるとのことでしたが、急ぎではなかったので普通郵便で送ってもらえるようにお願いしました。
5.郵送された小切手を受取り
1週間ほどしたら、自宅に小切手が送られてきました。
小切手を自宅に保存しているのも怖いので、速攻で現職の401kアカウントに入金する手続きを行いました。
401kのロールオーバーの場合は、ある一定期間の間に401kの口座に入金しないと、税金がかかってくるので、速やかに入金処理を行う必要があります。
6.現職の401kアカウントに小切手を入金
現職の401kアカウントのWebサイトにアクセスし、ロールオーバーの入金処理を行います。
小切手の入金処理の過程で、郵送で証券会社に送るか、証券会社のスマホアプリを利用して小切手の画像を撮影して送信する必要がありました。
ただし、小切手の入金処理は簡単でしたので、入金処理に関しては10分ぐらいの作業で完了しました。
翌日には、現職の401kの口座の残高が更新されていたので、かなり早いタイミングで入金処理が行われていました。
さいごに
前職の401kのロールオーバーですが、実際に思い立ってロールオーバーしてみて、10日ほどで手続きが終わりました。
正直、いくつかの証券会社に電話したりする必要があるので、少しは面倒でしたが、意外と簡単だったなというのが感想です。
401kは運用額が多いだけに、支払う手数料が0.1%違うだけで、かなりの手数料を支払うことになります。
運用成績や投資先があまり変わらないのであれば、手数料が低い方にロールオーバーするのがいいと思います。
もし、自分で運用することができる方であれば、Traditional IRAなどの口座に預けて、自分で投資信託を購入してもいいですね。