妊娠・出産・子育て

完ミママが語る!アメリカの粉ミルク事情

こんにちは。アメリカで母乳と粉ミルクの混合で子育てをしている「みりん」です。

本記事ではアメリカで実際に使ってみた粉ミルクの感想と、私が何時間もリサーチした結果実際に利用している粉ミルクについて紹介したいと思います。

アメリカの有名な粉ミルクブランドは2社

アメリカの粉ミルクの二大メーカーはEnfamilとSimilacの2つです。

どちらも、TargetやSafewayなどの大手スーパーやCVSなどの薬局に行くと売っているので、簡単に手に入れる事が可能です。

アメリカの小児科医にオススメの粉ミルクを聞いた際にも、大手二社のものを使っておけばいいのではというコメントでした。

出産前に登録すべし!

Similacのキャンペーン

嬉しいことに、Similac社は新米ママ向けにディスカウントクーポンを配布しています。Webサイトに行って登録すれば、自宅にクーポンを送ってきてくれました。かつては、サンプルを送ってくれたようですが、私の時は粉ミルク不足だったためなのか、割引クーポン(4枚)が送られてきました。5ドル x 2枚、10ドル x 2枚の計4枚です。Similac社の製品であれば割引が受けられるクーポンなので、レジでクーポンを出せば割引を受けることができました。

https://www.similac.com/formula-coupons-free-samples.html

Enfamilのキャンペーン

EnfamilもWebサイトで登録しておけば、自宅にサンプル品を送ってくれました。

https://www.enfamil.com/baby-formula-coupons-samples

出産前に粉ミルクをどれだけ用意するか?

私は出産前は、できることなら完全母乳で育てたいと考えていたので粉ミルクは必要ないかと考えていたのですが、実際に出産前に受けた助産師さんによるオンラインクラスでは、「最初は母乳の出が良くないかもしれないので、液体のミルクを少しだけでも用意しておいた方がよい」とのアドバイス。

出産直前に、Similac社からもらった割引クーポンを使ってターゲットに液体ミルクを買いに行きました。1セットに60mlの小瓶が12本。値段は約15ドル。高いなと思いつつも、完全母乳で育てるつもりだから、もう粉ミルクは買わないかもと思いながら購入しました。

なお、出産した病院にも液体ミルクの用意がありました。こちらなEnfamilの液体ミルク。同じく60mlの小瓶になっているものです。

どちらも、乳首を装着すればそのまま飲める仕組みになっていました。

後でわかったことですが、小瓶に分かれているものは割高なので、液体ミルクを用意するなら、大瓶の液体ミルクを購入したほうが、少し割安かと思います。

実際に出産を経験して学んだことは、出産前の粉ミルクは、私のように小瓶のセットを用意するか、1000mlぐらいの中瓶を1セット用意しておいて、必要になった時に買いに走ればいいと思います。

産んでからわかったのは、生まれたばかりの赤ちゃんは最初の数日は10〜20mlしか飲まないこと。60mlの小瓶を開けてそのまま飲ませた場合、赤ちゃんが10〜20mlしか飲まなかった場合、衛生上の理由から残りは廃棄になってしまいます。ミルクは高いだけに、もったいないと感じました。

もし可能であれば、病院に哺乳瓶を持ち込んで10〜20mlずつ小分けにして赤ちゃんに与え、残ったものは病室内にある冷蔵庫に入れて保存し、都度与えていくほうが経済的だと思います。病院では、一回ミルクを小瓶で与えたら、余ったものは捨てるようにと指示がありました。家では、余ったものは冷蔵庫に入れればいいと言われました。

粉ミルクはどれくらい消費する?

4ヶ月のわが子の例でいうと、900グラムのミルク一缶を一週間で使い切ります。

4ヶ月で、3時間おきのミルクで、一回につき130から180ミリリットルを飲んでいるのですが、一日に1000ミリリットル弱のミルクを飲んでいます。

一ヶ月で4缶、120ドルの出費になるのでかなりの金額ですね…。

少しでも、安全で経済的なものを選ぶのがオススメです。ただでさえ、色々と買う必要がありお金が本当にかかりますので…(汗)

卒ミルク前の時期(1歳前後)には、離乳食がすすんできたこともあり、離乳食の合間のミルクは120ml。寝る前だけ、180ml、夜中も120mlで、ミルクの消費は以前に比べると減ってきた傾向にあります。それでも1.5〜2週間に1回はミルク缶を注文していました。

粉ミルクはいつまで?

1歳の検診時に、お医者さんからミルクを牛乳に変えてと指示があり、ミルク卒業を決意しました。

離乳食をよく食べており、日中のミルクはほしがらなくなっていたので、どさくさにまぎれて午前ミルクをなくし、午後ミルクをなくし、という風に少しずつなくしたら、日中はミルクなしで平気に。

問題は寝る前と夜中のミルク。ミルクは虫歯になりやすいとも聞いていたので、早く卒業させたかったのですが、お風呂の後はミルクと決まっていたので、哺乳瓶で水を飲ませてもミルクを欲しがっていました。夜中も水をだしたら、ミルクをくれ〜と泣き出す始末。

ところが、熱が1日だけでたときに水を哺乳瓶で沢山飲ませていたら、それ以降は、水でもOKになったようで、ミルクを欲しがらなくなりました。

今でも、白い液体を見るとミルクと勘違いして、表情をパッと明るくさせるのですが、ミルクを卒業することができました!

ただ、牛乳は飲まない…。仕方ないので、離乳食で牛乳を使うようにして、違う形で牛乳を接種するようにしています。

実際に粉ミルクを使った感想

うちは、最終的にはオーストラリアの粉ミルク「Bellamy’s Organic」に落ち着いたのですが、そこに行き着くまでに色々な粉ミルクを試しました。ここでは、各ミルクを使った感想を紹介していきます。

Similac Advance

液体ミルクを最初使っていたんですが、意外に母乳の出がなかなか良くならなくて粉ミルクがやっぱりちょっと大量に必要だねとなったときに、クーポン券を使ってSimilac Advanceを買いました。

Similac Advanceはスタンダードな商品で、小児科医からは、別に、そんなこだわりがなければ、このそのそれでも全く問題ないと言われたものになります。

Similac Advanceはペットボトルの水に粉ミルクを入れて溶かして飲ませてたんですけれども、ダマにならずによく溶けるので、使いやすいなと感じました。

実際に赤ちゃんにも飲ませてみて、味を嫌がるような様子もなかったですし、ガスが溜まったりとか言ったような不具合もありませんでした。オーガニックにこだわりがなければSimilac Advanceも良いかなと思いました。

Similac Advanceは液体タイプも売っているので、急に必要になった時もこれを使えば簡単にミルクを飲ませることができます。うちも、最初はSimilac Advanceの液体ミルクを使っていました。

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Enfamil Gentlease

Enfamilからクーポンが送られてきたので、Enfamil Gentleaseを購入してみました。

実際に使ってみて、これが時期的なものだったのかわからないですけれども、かなり便が柔らかくなり、便の回数もかなり多くなった気がしました。便の色は緑色に近かったです。

このミルクの味を嫌がったりという事はなかったですが、実際にミルクを溶かすのがちょっと難しかったですね。ダマになることが多かったです、また、お値段も高めだったので、リピートしませんでした。

Bellamy’s Organic Baby Formula

いろいろ粉ミルクについて調べていくにつれて、自分たちもオーガニックの牛乳や野菜を食べているので、やっぱり赤ちゃん用のミルクもオーガニックの方がいいかなぁという気がしてきたので、オーガニックの粉ミルクも試してみることにしました。

オーガニックの粉ミルクは、当然ですがお値段が高いです。しかし、探したらその中でも値段が良心的なオーガニックミルク「Bellamy’s Organic」をAmazonで購入しました。オーストラリア作られているものになります。注文してから、数日で到着しました。缶が凹んでいたりすることもありますが、しっかり封はしまっていたのでそのまま使っています。

他のアメリカの粉ミルクと同様に、ペットボトルの水に粉ミルクを入れて溶かしました。粉ミルク自体はよく水に溶けます。最初は、スプーンで混ぜていたのですが、少しダマになってしまいました。後から気づいたのですが、ボトルを横に静かに降った方が、よく溶けるようです。

うちの赤ちゃんは、このミルクを好んで飲んでいました、また、便も毎日出てくるので便秘知らず。このミルクに変えてからは、黄土色に近く、少し水っぽい便が出てくるようになりました。ガスが溜まるかもという情報を見たのですが、うちの子供はガスの問題もなかったので、このミルクを6ヶ月間使うことにしました。

おかげさまで、4ヶ月経った今、このミルクだけでほぼ育てていますが、かなり大きく、すくすくと成長しています。便秘などの問題もありませんでした。

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Similac Total Comfort

サンプルでもらったこともあり、Similac Total Comfortも試しました。パッケージから推測すると、ヨーロッパで製造され、おそらくシンガポール向けのマーケットように作られたものだと思います。溶けやすいし、味も問題がなく、赤ちゃんも好んで飲んでいましたね。便の色は少しちょっと緑色に近いものになりました。実際に使ってみて、満足度は高かったのですが、値段もそこそこ高く、オーガニックじゃないというのもあり、今回は、使わないことにしました。

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送料だけ払えば無料でもらえるサンプルがあったのでお試しでオーダー。オーガニックだしいいなと思っていたのですが、我が子には不評だったようで、飲みが悪い。溶けやすいのですが、泡立ちやすいので、飲んだあとに大量の泡が哺乳瓶に残ることも。我が家では、夫と赤ちゃんからNGが出てしまいました。

さいごに

アメリカでの出産を経験して、最初は完全母乳で育てたいと思っていたのですが、実際に赤ちゃん産んでみると、そんなにすぐに母乳が出ないということに気づきました。人によって違うかもしれませんが、最初は多少なりとも軌道にのるまでは粉ミルクの準備が必要になるかと思います。

私は液体ミルクをいくつか用意していたのですが、すぐに使いきってしまって買いに走ることになりました。その後はよく分からなくて、高価な液体ミルクをしばらくあげていましたが、早めに粉ミルクに切り替えたほうが経済的には優しいかなぁと思います。

粉ミルクに関しては、小児科医からは大きなブランドのものであれば何を使っても良いけど、できれば同じものを使ったほうがいいとアドバイスを貰ったので、試行錯誤を経たのち、うちはオーガニックな粉ミルク「Bellamy’s Organic」を使っています。正直、色々なブランドの粉ミルクを使ってみましたが、どのブランドでも少し便の色が変わるぐらいで、あまり差は内容にも感じました。

これからアメリカで出産、そして育児をしていく方の参考になれば嬉しいです。

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