ライフスタイル・健康診断

【体験談】アメリカ・血液検査の予約方法・当日の注意・検査の様子

日本ではかかりつけの病院ですぐにやってもらえる血液検査も、アメリカの病院では、血液検査は別の場所で受ける必要があります。

本記事では、アメリカで受ける血液検査の予約方法から当日の注意点まで実体験を元に紹介していきます。

アメリカ・血液検査場所の探し方

アメリカでは、血液検査は別の専用の場所で受けることになります。

完全分業制のアメリカらしいですけど、めんどうですね…。

私の場合は、かかりつけの医者にオススメの機関を聞いて、血液検査の場所を探しました。

ただし、オススメの機関が、私の保険のIn-networkの機関とは限らないので、保険会社のWebサイトで、教えてもらった血液検査の機関名を検索して、In-networkであることを確認してから、予約を取りに行くことにしました。

私が実際に受けることにしたのは、Lab Corp。

YelpでもLaboratory Testingというキーワードで検索すると、血液検査が受けられる機関の評判を確認することができます。

私が住んでいるカリフォルニア州に限って言えば、いつも「Labcorp?」「Quest?」の二択で聞かれます。基本的にはどちらも同じなので、家の近くにある方で予約するといいと思います。

アメリカ・血液検査の予約方法

採血の予約は、LabcorpやQuestのウェブサイトから簡単に予約できます。予約するときに、検査の内容・絶食の必要性の有無・健康保険の情報を入力します。

LabCorpの場合は、Webサイトから血液検査の予約を行うことができます。

ただし、そのサイトも登録が難しい…。

なぜ難しいかというと、自分がどのタイプの血液検査を受けるのかがわからなかったのと、更に自分が持っている保険が、医者から指定された血液検査の料金をカバーするのかもわからない…、という2つの理由から、サイトで予約をしている途中で、フリーズしてしまいました。

困ったら、脚を使えというのが海外生活で学んだこと。

ということで、実際にLabCorpに行って、予約を行いました。

LabCorpでは、医者からもらった検査項目の紙・保険証・運転免許証を提示して、X月X日に血液検査を受けたい旨を伝えて予約を行いました。

予約に必要な持ち物
  • 運転免許証(Driver’s License)
  • 保険証(Insurance Card)
  • 医者からもらった検査項目を指定した紙

血液検査の前8時間は水かブラックコーヒー以外の飲み食いは禁止とのことでしたので、早めの時間に予約をしました。

最後に予約票をもらって、家路につきました。

LabcorpもQuestも両方のサイトを使って予約したことがありますが、Labcorpのほうが予約が取りにくい気がしました。

アメリカ・血液検査の当日の様子

当日は、待ち時間も含めて30分もかからないうちに血液検査が終了しました。

まずは、チェックイン。多くのラボではチェックインはシステム化されており、タブレットでチェックインを行います。LabcorpかQuestかによってチェックインの方法は少し違いますが、Questの方がボタンをいくつか押すだけで簡単にチェックインできると感じました。一方、Labcorpはチェックイン時に運転免許を読み込んだり、保険証を読み込む作業が必要になり、チェックインが機械化されていますが、すこし手間がかかりました。チェックインが終われば、あとは待合室で自分の名前が呼ばれるのを待ちます。

ウォークイン(予約なし)の人も多いのですが、予約していると比較的すぐに順番がまわってきます。私が訪れたときは5人ぐらい待っていましたが、予約ありだったのでそれらの人をすっ飛ばしてすぐ順番が回ってきました。

次に、名前が呼ばれて、尿検査のコップ(上の写真)を渡されて尿を出すように言われます。

尿検査のコップには、量の目安が一切書かれていません。

いったいどれだけ必要なのかを聞いて、これぐらいと言われた量(1cmぐらい)を適当に入れました。

その後、すぐに隣の部屋で血圧を測って、血液の摂取。

「リラックス、リラックス!これから何を食べるかを想像したらいいよ〜」という声をかけてもらい、注射をブスっ。そして、血液検査のボトル(3本)に血液をとること、1−2分。

アメリカの検査技師の人たちは、そんなに下手な人はいない印象で、血液取得用の注射もチクッとはしますがそんなには痛みませんでした。

採血は大体、大きな針を一本さして、血液の容器を次から次に変えていくだけ。つまり、たくさんの検査を行う場合であっても針を刺すのは一度だけです。

血液取得後は、綿をあてて、包帯を巻かれて終わり。

アメリカらしく、蛍光色、しかも赤、の包帯を巻かれて終わりでした。

この包帯がすごかったんです。

ゴム素材なのか、巻いただけでピシッと留まる。

昔の留め金みたいなものは必要ありません。

すごいですね、こんなところにも時代の進歩が感じられます。

実はこの血液検査をしてくれた方ですが、受付のおばちゃんとずっとタコスとかメキシカンフードの話をしていて、ちょっと雑な感じがしたので心配だったのですが、そんなに傷まず、無事に終わってひと安心です。

そして、そのまま解散。

アメリカ・血液検査にかかる費用と支払い方法

今回の血液検査は、私が持っている保険(aetna)でカバーされるとのことで、Co-payと言われる料金もとられず、無料で血液検査が終わりました。

といっても、後で領収書が送られてくる場合もあるので油断は禁物ですが、事前に聞いた時に保険でカバーされるとのことだったので大丈夫かと思います。

もし、自己負担分があった場合には後から請求書が自宅に送られてくるので、そこでFSAやクレジットカード、もしくはチェックを使って支払いを行います。

アメリカ・血液検査の結果

血液検査の結果は、そのまま主治医のところに送られるとの事でした。主治医はオーダーをしてくれた医者、もしくは採血の受付時に伝えた医者のところに採血の結果が送られるようです。

血液検査の結果が出るまでに1週間から10日ぐらいかかるとのことだったので、早めに受けておくのが良さそうですね。

検査の種類によりますが、早いもので翌日には医師のWebサイトに結果が表示されていました。

アメリカ・血液検査で覚えておきたい英単語

  • Blood Test:血液検査
  • Urine Test:尿検査
  • Blood Pressure:血圧

さいごに

アメリカでの血液検査は、時間にして30分弱。

結果はそのまま医者のところに送られることだけ覚えておけば大丈夫ですよ。

予約のところが一番難しかったです。

一緒に海外移住をサバイバルしていきましょう。