アメリカの医療制度でいいところのひとつは、予防治療に対するサポートがしっかりしていること。
定期的に、歯医者で歯のクリーニングと虫歯のチェックを受けることができます。
保険が適用可能な残額があれば、基本的には保険が全額カバーしてくれるので、実質無料で受けることができます。
本記事では、アメリカで生活している方向けに、アメリカの歯医者での定期検診(チェックアップ)の内容・雰囲気について紹介します。
アメリカの歯医者での定期検診の流れと雰囲気
定期検診は、大体1時間ぐらいかかります。
大まかな流れは下記のようになります。
- X線を撮影する場合は、2−3本ずつ歯のX線を撮影します。
小さな写真が合計8枚ほどです。 - 歯医者の先生が、歯の周りの歯茎の深さを測ってくれます。
結構、コレが痛みます。
不健康な印ですね…
奥歯になればなるほど、歯と歯茎の間にチェック用の機器を差し込まれると、痛いなぁと感じます。
我慢できる程度なので、大したことはないのですが。 - 歯医者の先生が、歯のクリーニングを行ってくれます。
キーンとした嫌な音がするので、歯がきれいになるのは嬉しいのですが、少し苦手です。痛みは全くありません。 - X線で撮影した写真と、歯茎の状態など総合的に判断して、どの歯に問題があるのか、どの歯から治療していくべきかを丁寧に解説してくれます。
- 歯科助手の方が、歯の研磨をしてくれます。
名前はわかりませんが、粒子状の研磨剤をブラシにつけて、歯を一通りゴシゴシしてくれます。 - 最後に、水で口をゆすいでおわりです。
アメリカの歯医者は、日本の様に口をゆすぐ洗面台のようなものがないので、口の中に水を流し込んできます。
その後、水を吸い取る機能をもつチューブを加えて、水を排出するという少し変わった仕組みです。
最初の頃は慣れずに、うまく水が排出されませんでした。 - 歯医者によっては、その後、歯を白くする液剤を約5ドル〜10ドルほどの追加料金で試しますかと言われたことがありました。
その時は、かなり歯が白くなりました。
やっぱり、白い歯をステータスに考えているアメリカらしいなと思いました。
アメリカの歯医者での定期検診の費用・価格
歯医者によって異なると思いますが、X線を撮影すると$400弱、X線を撮影しないと$300弱とのこと。
保険に入っていて、かつ保険の残額が残っている場合は、保険で全額カバーされることが多いです。
なお、歯の定期検診は、基本的には半年に1度です。
歯の矯正を行っていた時は、虫歯になってはいけない&歯が磨きにくいので歯が汚れやすいということで、3ヶ月に1回通っていました。
その際は、歯の定期検診は2回に1回は自腹で$100ぐらい払っていました。
もしかしたら、保険で一部分カバーされていたのかもしれません。
アメリカの歯医者での定期検診
アメリカの歯医者では、毎回ウォーターピックを使って歯と歯の間を洗浄していますか、フロスを使っていますか、と聞かれます。
以前は面倒だなと思って、あまり使っていなかったのですが、歯の矯正がキッカケになって、ウォーターピックとフロスを毎日使うようになりました。
正直、使うようになって虫歯になる頻度はかなり減りました。
ずっと前から使っておくべきでしたね。
反省です。
アメリカの歯医者での定期検診はこんな人にオススメ
虫歯になりたくない人、歯を白く保っておきたい人は、歯医者での定期検診に通うことをおすすめします。
アメリカでは歯が白いことはエチケットのひとつです。
お茶やコーヒーを良く飲む方は、茶しぶがどうしても歯についてしまうので、煙草を吸う方だけでなく、お茶を飲む方も歯医者に定期的に通ってクリーニングしてもらうとかなり違います。
私はタバコは吸いませんが、お茶をよく飲んでいるので、半年に1回の頻度でも、クリーニングにいくとやっぱり白くなるので気持ちがいいですよ。