アメリカで働く時に必要なのがビザ!
ただ、企業によってビザサポートがあったり、なかったり。
アメリカで働こうと就職・転職活動をはじめる際、もしあなたがグリーンカードを保有していない場合には、この雇用が大きなネックになります。
私も、アメリカで最初に働く際にこのビザのことをよく知らずに雇用契約にサインしてしまい、後々苦労することとなりました。
本記事では、アメリカで働く際の企業によるビザサポートについて紹介していきますね。
注意:アメリカの移民法の状況は随時最新可されているようです。詳しくは、移民法に詳しい弁護士などに相談してください。
アメリカ雇用ビザを取得するための就職戦略
アメリカで長く働きたい場合は、最初はビザサポートをしてくれる会社で働き、アメリカで生活する意志が固まったら、グリーンカードをサポートしてくれる会社で働くといった具合に、2段階で考えるのがオススメです。
もちろん、ビザサポート&グリーンカードサポートを一つの会社ですぐにやってくれるという企業が最高です。
しかし、このご時世ではビザはサポートしても、グリーンカードはサポートしないという会社も多いです。
最近は、ビザも審査のハードルが上がっていると聞きます…
また、特に日系企業は、過去の人達がビザサポートをしてすぐに辞めてしまったという苦い思い出を抱えているところが多いようで、グリーンカードサポートの敷居はかなり高いです。
費用を出すと交渉しても、会社のポリシーだからと取り合ってくれるところは少ないと思います。
アメリカに来ることが第一の条件であれば、まずはビザサポートをしてくれる企業に入社して、アメリカでの生活や基盤・人脈を築きつつ、その後にグリーンカードをサポートしてくれる会社に移るという2ステップで考えてもいいと思います。
アメリカの雇用ビザの種類
最新の情報や移民法は専門の弁護士に相談してほしいのですが、周りの日本人と話していると殆どがLビザ、Eビザ、もしくはH-1Bビザで働いている人が多いです。
大雑把に言うと、下記のような感じです。
- Lビザは日本の会社からの赴任社員。
- Eビザは上級管理職向けビザ。現地雇用社員の人が取得している事が多い。
- H-1Bはエンジニア職に多い現地雇用社員。申請書類の申請は4月最初の週のみ。
Lビザは基本的に日本の本社で働いて、アメリカの支社で働くといった場合に付与されるものなので、アメリカ等の大学を卒業して、アメリカの企業で働きたいという人は、EビザやH-1Bビザのサポートをしてもらうことが多いと思います。
アメリカの雇用ビザの違い
それぞれのビザに、メリット・デメリットがあるので、就職活動中にどのビザを出してくれるのかを、契約書にサインする前に確認しておくことが重要です。
例えば、E1はE2はビザのサポート企業で働く限り、ビザは有効です。
ただし、転職をしたい場合はビザサポートをゼロからしてもらえるところを探す必要があるので、かなり転職活動は難航します。
私はE2ビザを持っていましたが、HRとの電話面接で何ビザを持っているかと聞かれ、E2と答えると「ごめん、またの機会に」となることが100%でした。
個人的にも知人のリクルーター等に色々と聞いて回りましたが、E2のままだと、転職活動がかなり大変という答えでした。
アメリカに住んでいる間、同じ企業で働くのであればEビザでもいいと思います。
その企業をレイオフになったり、退職にならない限りは、アメリカにいることができますから。
ただし、転職を考えるとEビザは少し心配です。
一方、H-1Bビザは、もらう時に抽選があり、かつビザの保有期間が決まっています。
期限が切れて、グリーンカードを保有していない、申請していないのであれば、そのまま国外退去の流れになります。
Hビザの最初の難関は、ビザを申請する際の抽選。
この抽選ですが、結構ハズレます。
私の友人もハズレてしまい、そのまま国外退去になってしまいました。
大学院を卒業していると、少しだけ倍率が低いようですが、それでもハズレる可能性があります。
さらに、ビザの保有期間が合計6年。
最初の有効期限が3年で、1回のみ延長することが可能です。
6年以内にグリーンカードを申請してもらえればいいですが、保有していないとビザの有効期限が切れる段階で国外退去となってしまいます。
厳しいですね。
ただし、H-1BビザはHビザの有効期限内であれば他の企業に移る事ができるというメリットもあります。
あとは、ビザによっては配偶者が働けるか・働けないかという制限もついてきます。
どのビザをもらうかは重要です。
契約書にサインする前に、しっかりと確認しておきましょう!
H-1Bビザをサポートしてくれる企業の探し方
アメリカでの就職活動では、ビザサポートをしてくれる企業に優先的に応募するのがオススメです。
ビザサポートをそもそもしない企業だと、努力が無駄になる可能性があります。
幸運なことに、2019年現在、アメリカ政府はH-1Bビザを申請した企業の情報を公式ページで公開しています。
公式サイトによると2019年に申請して新たにビザサポートを積極的に行っている企業は、下記のようになっていました。
- TATA consultancy Svcs Ltd
- Amazon.com Services Inc
- Google LLC
- Tech Mahindra Americas Inc
- Microsoft Corporation
- Facebook Inc
- Larsen and Toubro Infotech Ltd
- Deloitte Consulting LLP
- Wipro Limited
- Mphasis Corporation
公式サイトにはもっと会社のリストがあるので、ぜひ自分が応募できそうな会社があるかをチェックすることをおすすめします。
ココに出ている企業を中心に履歴書をだして、就職・転職活動を行っていくのもいいですね。
アメリカの雇用ビザ・まとめ
アメリカで働きたい人にとって、大きな壁がビザ問題。
私も、私の友人も、多くがビザ問題で頭を悩ませています。
グリーンカードが取れるまでは色々なことを犠牲にしながら、みんな頑張っています。
これからアメリカで働きたいという方の参考になればと思います。
移民法は専門家のアドバイスを貰ったほうがいいので、相談料のお金を払っても専門家の方と相談されることをおすすめします。