アメリカ生活で車は欠かせません!
ニューヨークに住むならまだしも、普通のアメリカの街は一区画が大きいので、隣町にいくだけでも、30分以上は歩くことになります。
アメリカ生活で、車を買うか、リースをするかといった究極の選択はありますが、本記事では車のリース契約を3年間行った経験をもとに、車のリース契約について紹介します。
アメリカでの車のリース契約の基本情報
テレビを見ていると、トヨタのカローラが頭金はいくら、月額のリース料金はいくらという宣伝を行っていますね。
リース契約は車のディーラーに直接行くと、契約をすることができます。
ディーラーに行ってリースがしたいというと、車をみせてくれて、車の定価(MSRP)に応じて、頭金と月額費用を見積書として提示してくれます。
頭金と月額費用を、契約した期間だけ支払うことになります。
リース契約の内容にもよりますが、リース期間はある一定期間ごとに車のメンテナンスを無料で受けることができます。
リース期間が終わると、リースしていた車を買い取るか、返却するかという連絡が来ます。
返却する場合は、リースしていた車の外観や機能検査を受けて、車を返却して終わりとなります。
アメリカの車のリース価格
ディーラーに行く前に、リース価格の相場をよく調べてからディーラーに行くのがおすすめです。
中古車価格は交渉できませんが、リース価格は交渉次第でどうにでもなります。
従って、人によってリース価格はかなり違います。
私は、最初のリース時は、かなりボッタクられたと思います。
2回目のリースをしようとした際には、私はディーラーのWebサイトの情報を見ていきました。
ディーラーに行くと「車の装備内容が違うのでMSRP(定価)が変わる、従って毎月のリース価格が異なる」と言われました。
おそらく、Webサイトやテレビの広告で表示しているリース価格は最低装備でのリース価格で、大抵の場合リース価格は高くなる傾向にあるようです。
ディラーは、かなり強気な態度でかなり高めの価格をゴリ押ししてきます。
「今日、契約するつもりはあるのか」と強い口調で聞かれ、「今日契約しないんだったらこれ以上の話はしない」、とどっちがお金を払うんだかわからない態度での接客が多いです。
ここで、本気でない客をふるい落としつつ、客を感情的に揺さぶってきます。
私の場合は、「今日契約するつもりだけど、この価格ではサインしない、帰る」というと、「チョット待て。特別に本社と交渉してやってもいい」言ってきました。
向こうも強気で接してくるので、こちらも強気の態度、かつ冷静に接するのがオススメです。
難しいですけどね。
アメリカでのリース車のメンテナンス
リース契約の中で規定されていると思いますが、私の場合は、半年に1度のメンテナンス、オイル交換、ブレーキパッド交換に関してはすべてがディーラー負担でした。
メンテナンスに行くと、毎回車がピカピカに現れるのが嬉しかったです。
メンテナンスは、会社に行く前(午前中)にディーラーに行って仕事場まで送迎してもらい、夕方17時頃に引き取るケースが多かったです。
ほぼメンテナンスにお金を払ったことがありませんが、ただ一度だけお金を払ったのは、車の鍵をなくした時。
車の鍵を1個なくしたときは、車のキーの再発行・キーの再プログラムのために、約4万円近くのお金を払わなければいけませんでした。
アメリカでのリース車の返却
ディーラーによって異なると思いますが、私のディーラー(フォルクスワーゲン)の場合は、まず専門の人を呼び車のインスペクションを行うように指示がありました。
車のインスペクションは、検査担当の方が自宅か仕事場の近くまで来てくれて、10分ぐらいで終わります。
車のインスペクションは、車の外観(傷がないか)とエンジンがかかるか、窓のワイパーが動くか、ウィンカーが光るかといったチェックを行います。
アメリカの場合、スーパーで車を停めている間に、車をぶつけて知らないふりをして立ち去ったり、他人の車に鍵のようなもので傷をつける不届き者がかなりいます。
私は自分で車をぶつけたことはありません、が!3ヶ所ぐらいはスーパーの駐車場で勝手に他人が傷をつけていきました…ひどいですね。
小さなクルマの傷だと車のインスペクションのときに、チェックされませんが、大きなキズだとチェックされると思います。
私は、事前にペイントのハゲや(他人がつけ去った)傷に関しては、車のタッチペンを購入して、傷を事前にある程度直してから車のインスペクションを受けました。
車のタッチペンは、AmazonやEbayで購入することができます。
車の返却は、予めディーラーに連絡して、いつ返却するかのアポイントメントをとっておきます。
その時間に車をディーラーまで持っていって、10分程度の書類確認でリース完了です。
アメリカでの車のリース契約の途中解約
リース期間は契約内容にもよりますが、多くの場合、リース期間は36ヶ月(3年)など長期間になります。
転勤などの諸事情により、リース契約を途中解約しなければいけない場合もあると思います。
ディーラーに解約金を払えばリース契約を解約できると思いますが、解約金を払うのはもったいない。
そんな時に、使えるのがSwapleaseというサービス。
Swapleaseとは、リース期間途中でリース車を手放したい人と、短期間リースをしたい人をマッチングするプラットフォームです。
最初に入会費を支払う必要がありますが、解約金を払うことに比べれば少額の出費です。
実際に、私の同僚もSwapleaseで他の人のリース車を引き取っていました。
アメリカでの車のリース契約はこんな人におすすめ
一般的にはリースは新車に乗ることができる代わりに、割高になります。
数年間しかアメリカにいるつもりがない人、数年おきに新車に乗り換えたい人、メンテナンスにお金を払いたくない人にはオススメです。
ただし、車を改造したい人や、長く資産として車を保有したい人には、車の購入のほうがオススメです。